こんにちは!

1歳の娘を育てる保育士ママのamoです!
はじめに
1歳半の子どもと過ごす日々は、新しい発見と驚きの連続です。
言葉を少しずつ覚え、感情を豊かに表現し始めるこの時期は、絵本を通じて世界を広げてあげるのにぴったりな時期でもあります。
今回は、わが家の1歳半の子どもが特にお気に入りの絵本と、それぞれの魅力をご紹介します。
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子どもが夢中になる絵本の特徴
1. 鮮やかな色彩とシンプルなイラスト
1歳半の子どもは視覚的な刺激に敏感です。
カラフルでコントラストの強いイラストは、目を引きやすく興味を引きつけます。
複雑すぎる絵よりも、シンプルで分かりやすいデザインの方が、何が描かれているかを認識しやすいため、この時期の発達に適しています。
【ポイント】
• はっきりした線と大きな形が描かれている。
• 色使いが明るく、ページ全体が楽しげな雰囲気を持つ。
• 動物や乗り物など、子どもが身近に感じられる題材。
2. リズム感や繰り返しのある文章
1歳半はまだ言葉を話し始めたばかりの時期ですが、耳から聞こえるリズムや音の繰り返しに心地よさを感じます。
単純でリズミカルなフレーズは、子どもが興味を持ち、内容を覚えやすくなる効果があります。
【例えば…】
• 「いないいないばあ」や「だるまさんシリーズ」のような短いフレーズ。
• 擬音語(「ブーブー」「ポカポカ」など)が多く含まれる。
• 同じ言葉が繰り返されることで、記憶に残りやすい。
3. 短いストーリーと簡単な構成
この年齢の子どもの集中力は短い傾向にあります。
そのため、絵本のストーリーはシンプルで、1ページあたりの情報量が少ない方が適しています。
一冊を短時間で読み終えられる絵本は、飽きずに最後まで楽しめます。
【ポイント】
• 1~2行の短い文章が基本。
• ストーリーが直感的に分かる内容。
• 1冊が10ページ前後で、テンポよく進められる構成。
4. 身近なテーマや日常の体験
1歳半の子どもは、まだ自分の周りの世界を探索している段階です。
そのため、自分の生活に近いテーマや、よく知っているものが登場する絵本に強く反応します。
例えば、動物、乗り物、食べ物、家族といった題材が含まれると、共感しやすくなります。
【具体例】
• 「わんわん」「にゃーにゃー」といった動物の鳴き声。
• 日常生活の動作(食べる、歩く、寝るなど)。
• 公園や家の中といった親しみのある場所。
5. しかけがある本
ページをめくるだけでなく、触れる、引っ張る、動かすといった「参加型」の絵本は、好奇心旺盛な1歳半の子どもに大人気です。
手先の動きを発達させる効果もあり、楽しみながら遊べる絵本として長く愛されています。
【しかけの例】
• フラップ(めくると隠れている絵が出てくる)。
• 手触りが異なる素材(ふわふわ、ざらざらなど)。
• スライドさせて動かすパーツ。
6. 擬音語や擬態語が豊富
「ガタンゴトン」「バシャバシャ」など、音を表現する擬音語は、この年齢の子どもにとって非常に魅力的です。
これらの言葉は音そのものが楽しいだけでなく、音を聞くことで具体的なイメージが広がりやすい点も魅力的です。
【効果】
• 言葉を覚えるきっかけになる。
• 音と動きが結びつき、理解力が高まる。
7. 触る・めくる楽しさ
この年齢の子どもは、自分で何かを操作することに興味を持ち始めます。
厚紙や布製の絵本など、丈夫で子どもが安心して扱える素材で作られた絵本は、自分でページをめくる喜びを味わうことができます。
【おすすめの素材や形式】
• ボードブック(厚紙でできた本)。
• 小型で持ちやすいサイズ。
• 角が丸く、安全性が高いもの。
8. 親子で楽しめる対話性
絵本の中には、「これなに?」や「どれが好き?」といった質問形式で親子の会話を促すものもあります。
このような絵本は、子どもと自然に対話を生むきっかけとなり、親子の絆を深める役割を果たします。
【例えば…】
• 動物や果物を指差して名前を教える。
• ページを一緒にめくりながら「次はどうなるかな?」と問いかける。
9. 子どもが自分のペースで楽しめる
1歳半の子どもにとって、絵本を読むのは「大人のため」ではなく「自分のため」であるべきです。
気になるページを何度もめくったり、途中で読むのをやめたりするのも成長の一環です。
自由に楽しめる絵本は、子どもが「また読みたい」と思う大切な経験を作ります。
我が家の1歳半の娘が夢中の絵本5選
1. 『きんぎょが にげた』(五味太郎)

【絵本の魅力】
• シンプルでわかりやすい構成:逃げたきんぎょが、ページごとに違う場所に隠れており、子どもでも簡単に理解できます。
• 視覚的な楽しさ:カラフルな背景とシンプルなデザインが特徴的で、どこにきんぎょがいるのか探すのが楽しい。
• 親子での対話が広がる:きんぎょを探す「どこかな?」という問いかけが自然に生まれ、親子のやり取りが盛り上がります。
【子どもの反応】
ページをめくるたびに「いた!」と指差し、大興奮。
何度読んでも「もういっかい!」とリクエストされるお気に入りの一冊です。
2.『いろいろばあ』『もっといろいろばあ』(新井洋行)

【絵本の魅力】
• 驚きの瞬間が楽しい:「いろいろ…」の掛け声でページをめくると、色んな色が色んな形に変身し、次は何に変身するかなと、めくる楽しさが味わえる絵本。
• 色彩の学び:赤や青、黄色などの色を認識しやすく、色の名前を覚えるきっかけに。
• シンプルだからこその引きつけ力:絵が大きく、カラフルなので、まだ集中力が短い1歳半でも飽きずに楽しめます。
【子どもの反応】
・「ばあ!」や「ぽっぽっ」など出てくる擬音語を覚え、「いろいろ…」とページをめくると嬉しそうに「ばあ!」と繰り返しています!
この本を読み始めてから「あか」「あお」「きいろ」などの色を覚えました!
3.『れいぞうこ』『おふろ』(新井洋行)

【絵本の魅力】
・ 身近なテーマで分かりやすい:どちらの絵本も子どもの日常に密着した「冷蔵庫」や「お風呂」というテーマで、すぐに共感を持てます。
• 仕掛けやリズムの楽しさ:扉を開ける仕掛けや、冷蔵庫やお風呂にあるものを「〇〇さーん」「はーい」と呼ぶ、繰り返しのリズムが子どもを飽きさせません。
• 親子のコミュニケーションが深まる:読み聞かせを通じて、子どもとのやり取りが自然と増えます。「これは何かな?」などと問いかけながら読める工夫が満載です。
【子どもの反応】
・「ぎゅうにゅうさーん」や「せっけんさーん」と呼ぶと一緒に「はーい」と手を挙げて返事をしてくれます。
・リズミカルな絵本なのでとても読みやすく何度か読むと覚えて、気付いたら1人で読んでいます。
4.『やさいさん』『くだものさん』(tupera tupera)

【絵本の魅力】
• 仕掛けが楽しい:土の中や葉っぱの後ろに隠れた野菜や果物が「すっぽーん!」「ぽろりん!」と現れる仕掛けが魅力的。
• 親しみやすい擬音語:動作に合わせた音が楽しく、声に出して読むだけで子どもが大喜び。
• 自然と食材への興味を育む:野菜や果物がどんなふうに成っているのかを知るきっかけになります。
【子どもの反応】
・「にんじん!」「りんご!」と知ってる野菜や果物が出てくると、嬉しそうに教えてくれます。
・みかんが家にあった時に絵本の中のみかんと本物のみかんを並べて見比べて楽しんでいました。
5.『おにぎりくんがね…』『とうふさんがね…』『ばななくんがね…』(とよたかずひこ)

【絵本の魅力】
• リズミカルな文章:音読しやすいテンポ感のある言葉が、子どもの耳に心地よく響きます。
• 食べ物がテーマ:身近な食べ物が登場するので、子どもにとって分かりやすい内容です。
・たくさんの種類があるこのシリーズ:写真のもの以外にも「たまご」や「りんご」「いちご」など身近な食べ物が主役になっているので、お気に入りを見つけやすい♩
【子どもの反応】
・我が家の娘は3つの中でも「おにぎりくんがね…」が特にお気に入りで、パンパンするところが面白いらしく、絵本のおにぎりを何度も何度もパンパンして喜んでいます。
・このシリーズに出てくる「しんぱいごむよう!」。まだ、上手に言えませんが、食べ物の真似して手をパーにして見せてくれます!
読み聞かせの工夫と楽しみ方
絵本を読み聞かせるときは、ただ読むだけでなく、いくつかの工夫を取り入れることで子どもがさらに楽しめるようになります。
① 声色を変えて読む
動物ごとに声色を変えたり、感情を込めて読むことで、子どもの反応が大きく変わります。「ぶーぶー」と車の音を強調したり、「ばあ!」を明るく元気に言うと、子どもの笑顔が何倍にもなります。
② ページを一緒にめくる
1歳半の子どもは、自分で何かをするのが大好きです。ページをめくる動作を手伝ってあげることで、自分も「読んでいる」感覚を楽しめるようになります。
③ 絵を指差して語りかけ
「これは何かな?」「わんわんだね!」と問いかけることで、子どもの興味を引きつけるとともに、言葉の習得をサポートできます。

その絵本の良さを引き出せる読み方の工夫が大事ですね!
まとめ
1歳半の子どもが楽しむ絵本には、シンプルながらも心をつかむ魅力がたくさん詰まっています。
今回ご紹介した絵本はどれも親子で楽しめるものばかりです。
ぜひ、子どもと一緒に絵本の世界を楽しんでみてください。
きっと、新しい発見と笑顔が待っています!